代々木駅とか佐々木さんとかで使う“々”ってなんと呼べばいいのだろうか。

そもそもの話、文章中に出てくる記号的なものを総称して「約物」といい、“々”もそのひとつ。約物には、和文だったら句点(。)、かぎカッコ(「」)や疑問符(?)などなど、欧文だったらピリオド(.)、スラッシュ(/)先ほどから出ているダブルクオーテーション(“”)などなどがある。つまり、“々”は文章を書く上で欠かせないパーツとして存在しており、漢字など文字というわけではない。固有の読みがあるわけではないので、代々木だったら“よ”、佐々木だったら“さ”、喧々囂々だったら“けん”であり“ごう”と、変幻自在なのである。

そんな“々”、これを『踊り字』という(「重ね字」なども可)。なお「いすゞ自動車」などの“ゞ”も同様である。

↓ほらあの、代々木の……真ん中の字!

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